宿題が終わらない（・・・）

※誰がどこを喋っているかはご想像にお任せします。


「気付いたら夏休みがあと一週間てどういうことでしょう」
「普通に自然の摂理やな」
「お前がだらけすぎとんねん」
「いやいやいやいやおかしいだろこれは明らかに去年より夏休みが短い気がする」
「おかしいなーカレンダーによるといつもより２日多いはずやけどなぁー」
「大抵遊びまくったやつはそういうねん」
「もー無理だ・・・！絶対終わらない・・・！」
「自業自得や」
「よっし今からちょっと聞き込み調査してくる！」
「何を」
「どうやって夏休みを切り抜けてたかを！」
「「・・・・・・・・」」
「じゃあ行ってくる！！」


「・・・・・・・あいつは努力という言葉を知らんのか」
「しゃーないその言葉が１番嫌いやねん」

TAKE１
「あっ！ねぇねぇ！」
「ん？何？」
「夏休みの宿題が終わらない時ってどうしてた？」
「んー俺終わらないことがなかったわー」
「え！？（嘘だ！！）」
「だって大抵どっかのねーちゃんたちがやってくれてたもん」
「・・・・・・・・」

TAKE２
「おーい！」
「おっどうしたーおっちゃんに何か用かー？」
「うん！あのさ、夏休みの宿題が終わらない時ってどうしてた？」
「えーっていうか夏休みに宿題てあったか？休みは休む為のもんやろ？記憶にないわー」
「すみません訊いた私が間違ってました」

TAKE３
「あれーどうしたん？そんなに走り回って」
「あっ！ヤンマー片割れ！」
「何やねんその呼び名！！！」
「細かいことは気にするな」
「細かくないわ！！！」
「まぁまぁ落ち着いて？ところでさ、夏休みの宿題が終わらない時ってどうしてた？」
「俺？うーん姉ちゃんとかオカンに手伝ってもろてたなー」
「・・・そんな普通の答えつまんないよ！！！」
「え！？これ面白さ求めてたん！？！？」

TAKE４
「わ！２TOP！ちょうどいいところに！！」
「一まとめにして呼ぶのやめてくれ」
「どうしたん？」
「あのさ！宿題終わらない時どうしてた？」
「３１日に死ぬ気でやる」
「覚えてへんなー」
「そっか・・・」
「ごめんなー？役に立てんくて」
「ううん全然いいよ！忙しい時にごめんね？」
「別に・・・忙しくないし」
「終わらなかったら俺らも手伝うから！」
「あ、別にハニーはいいよ」
「何で！？！？」

TAKE5
「もうちょっと普通の回答してくれる人はいないんだろうか・・・」
「おーい！！何してるん？」
「わ！ミスターアンバランス！」
「それ久しぶりに呼ばれたわー（あははは！）」
「そう？ところでさ！宿題終わらない時ってどうしてた？」
「あー夏休みの？」
「そう！！」
「うーん・・・俺オトンとオカンに叱られるから絶対間に合わせてたなー・・・」
「あー・・・ボディービルダーの・・・」
「そうそう」
「そっかー」
「役に立てんくてごめんな？」
「ううん！気にしないで！」
「なんかできることあったらすぐ言ってな！飛んでいくから！」
「うん！ありがとう」
「じゃあ！」
「バイバーイ（癒されるなぁ・・・）」


結局８人に手伝ってもらって、無事に終了しました。


（わー本当くだらない・・・！）（・・・）